7月25日(現地時間)、サンフランシスコ在住の写真家ジーン・X・ファン(Gene X Hwang)氏が2007年から所持していたTwitterアカウント「@x」が、X社によって突如取り上げられたと複数のメディアが報じた(The Telegraph、Mashable)。
7月24日にブランド名を「X」に変更、青い鳥のロゴも廃止したツイッターだが、ファン氏への措置もリブランディングの一環と思われる。
ユーザーはTwitterのアカウント名に法的権利は持たず、規約には「商標権侵害の場合にのみアカウントを削除する」とされていた。
ファン氏はかつてメディアの質問に対し「適切な価格であれば売却しても構わない」と語っており売却に応じるつもりだったが、結局金銭的な交渉はなく、火曜の夜に「(アカウントは)会社に引き継がれる」というメールを受け取ることになった。
ファン氏によると「ノベルティグッズの提供や経営陣との面会は提案されたが、金銭的なインセンティブは提供されなかった」とのことだ。
Alls well that ends well
— x (@x12345678998765) July 26, 2023
ファン氏のアカウントは25日朝「@x12345678998765」に変更され、氏は「Alls well that ends well(終わりよければすべてよし)」とツイートしている。
また、「@xai」アカウントを所持していた「へりおん@ランダー」氏からも、アカウント名が勝手に「@xai → @xai_」に変わっているという報告があった。Xから氏へのコンタクトはなかったという。
あれ。
— へりおん@ランダー (@xai_) July 26, 2023
いつの間にか勝手にアカウント変わってる、、、
と思ったらどうやらイーロンマスクに強奪されたぽいw@xai→@xai_:sweat:
なお、X広報に本件について問い合わせたところ「We'll get back to you soon.(すぐ折り返してお返事します)」とのみ回答があった。
一方、Twitter引っ越し先候補のSNS「Bluesky」は、本人確認に使うドメイン名の販売を開始したことで話題になっている。
※追記:へりおん@ランダー氏(@xai_)に関する記載を追記しました。(7月27日13時50分)